《送料無料》ウラディーミル・アシュケナージ（p）／シベリウス： ピアノ作品集(CD)のレビューは！？

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シベリウスといえば、まず、交響曲１番、２番、交響詩「フィンランディア」が、脳裏に浮かびます。豪快に歌い上げる迫力があります。ところが、同じシベリウスが、ピアノ作品では、このような繊細な感情表現を行っていようとは、夢にも思ってはいませんでした。各作品とも、感情の変化が微妙で、アシュケナージならでは、このピアノ作品の演奏は、無理だったでしょう。最後に収められた「悲しきワルツ」は、生前、シベリウスが、暮らしていた邸宅「アイノラ」で、シベリウス自身が日頃から使っていた同じピアノを使用して演奏され、録音された貴重な演奏作品も、含まれています。この最後の作品には、深い暖かみに、ふと耳をそば立ててしまいます。